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【淀川区・塚本】正座ができない膝の痛みの原因とは?変形性膝関節症だけでは説明できない本当の理由

執筆者の写真: SAKAI KOHKI
SAKAI KOHKI
6月18日
読了時間: 5分

「正座をしようとすると膝が痛くて最後まで曲がらない」

「法事や習い事で周りは正座できるのに自分だけできない」

「変形性膝関節症と言われたが、本当にそれだけが原因なのだろうか」


このようなお悩みで来院される方は非常に多くいらっしゃいます。

淀川区・塚本の酒井鍼灸整体院です。


整形外科勤務時代から数多くの膝痛患者さんを診てきましたが、

「正座ができない=軟骨が減ったから」という単純な話ではないケースがほとんどです。


実際、レントゲンで変形があっても正座できる方もいれば、変形が軽度でも全く正座できない方もいます。


その違いはどこにあるのでしょうか。


今回は解剖学と生理学の視点から詳しく解説します。


そもそも正座とはどんな動作なのか?


正座は膝関節を約150度以上曲げる動作です。


歩行中の膝の曲がりは約60度程度、階段昇降でも100度前後です。

つまり正座は日常生活の中でも最も大きな可動域を必要とする動作の一つです。


正座をするためには、

  • 膝関節

  • 股関節

  • 足関節

  • 大腿四頭筋

  • ハムストリング

  • 膝窩筋

  • 関節包

これらがスムーズに連動して動かなければなりません。


どこか一つでも硬くなると正座は難しくなります。


軟骨が減ると正座できなくなる?


整形外科で

「軟骨がすり減っていますね」

と言われた経験がある方も多いと思います。


しかし実は軟骨そのものには神経も血管もありません。


つまり軟骨が減っただけでは痛みは発生しません。


痛みを感じているのは、

  • 滑膜

  • 靭帯

  • 筋肉

  • 骨膜

  • 関節包

などの組織です。


実際にレントゲン上では重度の変形性膝関節症でも痛みの少ない方はたくさんいます。


逆に変形が軽度でも強い痛みで悩んでいる方もいます。


つまり、

「軟骨が減った=痛い」

ではなく、

「膝の周囲組織に負担がかかっている=痛い」

と考える方が自然なのです。


原因① 膝窩筋の硬さ

膝窩筋の硬さを解説する日本語インフォグラフィック。膝裏の筋肉の位置・役割・症状、正座や深く曲げると痛む膝の写真と図解。
膝窩筋の硬さがもたらす膝痛の原因とメカニズムについての解説図。

正座ができない方で非常に多いのが膝窩筋です。

膝窩筋は膝裏の深い場所にある小さな筋肉です。


しかし役割は非常に重要です。

膝を曲げる際に半月板や関節の動きを補助し、膝関節をスムーズに誘導しています。


この筋肉が硬くなると、

  • 膝裏が突っ張る

  • 奥が詰まる

  • 引っかかる感じがする

という症状が出ます。


患者さんがよく言う

「何か挟まっている感じ」


は膝窩筋の緊張が原因になっていることも少なくありません。


原因② 大腿四頭筋の柔軟性低下

大腿四頭筋の柔軟性低下を解説する図。筋肉構造、正座での伸び、膝蓋骨の引きつれ、膝痛や圧迫感、施術の様子と日本語説明文がある。
大腿四頭筋の柔軟性低下がもたらす影響と改善策を説明する図解。

太ももの前側にある大腿四頭筋も重要です。


この筋肉は

  • 歩く

  • 立つ

  • 階段を上る

など日常生活で常に働いています。


そのため年齢とともに硬くなりやすい筋肉です。

正座ではこの筋肉が大きく伸びる必要があります。


しかし硬くなっていると、

膝のお皿(膝蓋骨)が引っ張られ、

  • 膝前面の痛み

  • お皿周囲の痛み

  • 曲げた時の圧迫感

が発生します。


原因③ 関節包の硬化

膝の関節包が硬くなる仕組みを説明する図。正常と硬化した膝の比較、膝の痛みや曲がらない症状、原因や対策の文字入り。
高齢者の膝関節包硬化の原因とその影響を説明する図解。

膝関節は関節包という袋で包まれています。

長年の炎症や運動不足によって関節包は硬くなります。


硬くなった袋は伸びなくなるため、

膝を曲げた時に

  • 膝全体が張る

  • 曲がり切らない

  • 最後の数センチが曲がらない

という状態になります。


特に何年も正座を避けている方は関節包が硬くなっているケースが少なくありません。


なぜマッサージでは改善しにくいのか?


膝窩筋や関節包は非常に深い場所にあります。

そのため表面を揉むだけでは原因部分まで刺激が届きません。


一時的に血流が良くなっても、

膝を曲げるために必要な組織の柔軟性までは改善しにくいのです。


酒井鍼灸整体院の考え方


当院では膝だけを見ることはありません。


正座ができない原因として、

  • 股関節の硬さ

  • 足首の可動域低下

  • 骨盤の歪み

  • 歩行バランス

が関与しているケースも多いからです。


そのため全身を評価しながら原因を探します。


さらに場合によっては鍼灸を用いて、


  • 膝窩筋

  • 大腿四頭筋

  • ハムストリング


などの深層筋へアプローチします。


マッサージでは届きにくい場所へ刺激を与えることで血流改善を促し、

組織の柔軟性向上を目指します。


自宅でできる正座改善ストレッチ3選


① 太もも前ストレッチ

壁や椅子を持ちながら片足を後ろへ曲げ、足首を持ちます。

太ももの前が伸びるところで20秒キープ。

左右3回ずつ行いましょう。


② 膝裏ストレッチ

椅子に座り片足を前に伸ばします。

つま先を上へ向けたまま上体を少し前へ倒します。

膝裏が伸びる感覚があればOKです。

20秒×3回行います。


③ 正座準備運動

無理に正座せず、

まずは椅子に座った状態で膝を曲げ伸ばしします。

10回〜20回繰り返すことで関節液が循環しやすくなります。

痛みが強い場合は無理をしないことが大切です。


正座を諦める前に


「もう歳だから仕方ない」

そう思われている方も少なくありません。


しかし実際には筋肉や関節の状態が改善することで、

再び正座できるようになる方も多くいらっしゃいます。


正座ができない原因は一人ひとり異なります。


大切なのは本当の原因を見極めることです。


淀川区・塚本で膝の痛みや正座ができないことでお悩みの方は、

ぜひ一度酒井鍼灸整体院へご相談ください。


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